三国志の本・マンガ
三国志関連の書籍やマンガをご紹介します。正史、演義を訳したもの、作者の独創的なアイデアを大胆に取り込んだもの、あるいは解説ものなど、様々な三国志関連書籍があります。
書 籍
三国志 (吉川英治歴史時代文庫)全8巻 / 吉川英治
日本で「三国志」といえば、これ。劉備、関羽、張飛の桃園結義から諸葛亮孔明が五丈原で没するまでを、圧倒的なスピード感で書き綴った、名作中の名作。読みやすいので入門用にもオススメな大ロングセラー。 | ||
秘本三国志 (文春文庫)全6巻 / 陳 舜臣
独自の現実的解釈によって書かれた、中級者向けの作品。多くの「三国志」で描かれる劉備像に疑問をお持ちの方は、ご一読あれ。 | ||
三国志 / 宮城谷 昌光
「黄巾の乱」よりも以前のことから書かれている作品。宦官、外戚の専横や漢王朝の腐敗がどのようにして起こったのか詳しく書かれた、中級者以上の方向けの「三国志」。 | ||
三国志 (ハルキ文庫-時代小説文庫)全13巻 / 北方謙三
リアリティにこだわった、著者ならではのハードボイルドな「三国志」。上から見下ろす視点で書かれた数多の「三国志」とは異なり、登場人物それぞれの視点から書かれているため、「三国志」を多面的に理解できる。物語としても面白い。 | ||
正史 三国志 (ちくま学芸文庫)全8巻 / 今鷹 真、井波 律子、陣 寿、 裴 松之
六朝宋の裴松之による膨大な注釈が付いた、現在のところ日本で唯一の「正史」完訳版。「紀伝体」という、列伝形式の書式で書かれている。「正史」は歴史的記録なので、物語的な面白さを期待するのは間違い。 | ||
三国志演義 (ちくま文庫)全7巻 / 井波 律子
個人訳による訳し下ろしの「演義」。 | ||
三国志 (岩波少年文庫)全3巻 / 羅 貫中、小川 環樹、 武部 利男
児童向けに簡潔にまとめられた「演義」。 | ||
完訳 三国志 (岩波文庫)全8巻 / 小川 環樹、金田 純一郎
「演義」日本語訳の定番。「絵本通俗三国志」葛飾戴斗による挿絵を転載。 | ||
英雄三国志 (集英社文庫)全6巻 / 柴田 錬三郎
「柴錬三国志 英雄ここにあり」と「柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか」を全6巻で構成した作品。杜甫や白楽天など、後人の詞を随所に紹介しているのが特徴。 | ||
その他
反三国志(講談社文庫)全2巻 / 周 大荒、 渡辺 精一
史実に反して劉備が天下を統一したとする奇書。蜀好きによる蜀好きのための作品。 |
||
三国志人物事典(講談社) / 渡辺 精一 「演義」の全登場人物を収めた辞典。主要家系図、「三国志」に由来する故事、前・後出師の表を巻末に収録。 |
||
三国志外伝(光文社時代小説文庫) / 三好 徹 諸葛瑾や夏侯月姫など16人の脇役にスポットを当てた作品。 |
||
画 集
百花三国志 (魁星出版) / 正子 公也
気鋭の絵巻作家・正子公也の画集。波瀾万丈の三国乱世に翔け抜けた豪傑たちの姿を熱く描く。 | ||
三国志英傑イラスト集 (世界文化社) / 長野剛
三国志を彩る英傑たちに新たなる命を吹き込む! 『週刊ビジュアル三国志』の表紙を飾った全50点のイラストと制作秘話を収録。独自の世界観、英傑たちを網羅した完全保存版。 |
||
繪本 三國志 (朝日新聞出版) / 安野 光雅
魏・呉・蜀の三国が武勇と智謀を尽くして戦う壮大な物語を、安野光雅画伯が中国各地へのスケッチ取材旅行をもとに描きだす超大作。 | ||
マンガ
三国志 (潮出版社)全30巻 / 横山光輝
横山光輝の名作ロングセラー「三国志」の豪華愛蔵版。コミックス全60巻を、2巻を1巻にまとめた全30巻。 | ||
天地を喰らう (集英社文庫)全4巻 / 本宮 ひろ志
83~84年週刊少年ジャンプで連載された、魔界という要素を取り入れた奇想天外な「三国志」。 |
||
蒼天航路 (講談社漫画文庫)全18巻 / 王欣太、李 学仁
曹操の視点から「三国志」を描いたヒット作。善人ではない劉備、怪しげな諸葛亮など、斬新な人物像が魅力。 |
||
三国志 (MFコミックス)全14巻 / 寺島 優、李 志清
アジア随一の人気漫画家・李志清と日本の原作者・寺島優による、日本・香港共同出版による三国志の決定版!描き下ろしカバーイラストと李志清の艶やかなカラーイラスト口絵付。 | ||
マンガ三国志 (三笠書房)全3巻 / とみ 新蔵、守屋 洋
天下を三分し、知恵の限りを尽くして戦った劉備、曹操、孫権の3リーダーと、彼らを支えた名参謀たちの「人間ドラマ」がここに蘇る! | ||